カブトムシの幼虫と蛹(サナギ)
「見沼田んぼのある風景」とは関係ないですが、趣味でカブトムシを育てています。昨年の夏に会社の先生から頂いたつがいと川口で採集したカブトムシから初めて卵を産ませました。卵から幼虫にふ化させ、1年間が経ちました。幼虫は成虫になる直前に蛹室(ようしつ)といって、文字通りさなぎになる部屋を自分の糞を固めて作ります。しかし、私がケースの中をいじって壊してしまったり、土の水分が足りなくて自然に壊れてしまったため、幼虫が土の上に出てきてしまいました。(一度蛹室を壊したら、二度と蛹室は作れません)その際は、トイレットペーパーの芯を45度くらいの角度で土に埋めて、その中に出てきてしまった茶色く変色した幼虫(前蛹)をそっと入れます。幼虫は蛹室と錯覚し安心して蛹になります。もうりっぱな角が見えます。土の中では観察できませんが、この対処法だと成虫になる過程がよく観察できます。
一晩で右の幼虫が左のサナギに大変身します